昔から『白髪は抜くと増える』と言われていますが、実際はどうなのでしょうか。
結論から言うと、白髪を抜くことで新たな白髪が生えてくるということはありません。
白髪は、髪に色をつけるメラニン色素が何らかの理由で生成されず、無色のまま生えてしまったものです。
そのため、白髪を抜く=白髪を増えるという話に医学的な根拠はありません。
では、なぜ白髪を抜くとかえって増えると言われているのでしょうか。
目立つ白髪をひととおり抜いてしまうと、一時的に髪が真っ黒になります。
そこに再び白髪が生えてくると、抜く前と同じ量であっても一気に白髪が増えたと錯覚してしまい、白髪を抜く=増えると思われてしまうのです。
ただ、目の錯覚なら白髪を抜いてしまってもいいという考えは大きな間違いです。
髪の根っこである毛根は、1つの毛包あたり2~3本の割合で存在しています。
そのため、1本の白髪を無理に引き抜くと、同じ毛包にある他の毛根まで傷つけてしまい、結果的に細毛や切れ毛、抜け毛などのトラブルを引き起こす原因となってしまうのです。
白髪を抜いても白髪が増える直接的な原因にはなりませんが、頭髪全体を健康に維持するためには、やはり白髪は抜かない方が良いと言えるでしょう。